Newsletter_vol.37_March 2023

今回は、ダイニングアンドスタイル会報誌でも人気の佐藤インストラクターによるスイーツレシピのご紹介です。体にも優しい食材を使ったレシピです、是非皆様もお試しください。

———————- Vol.37————————

美腸スイーツ～豆乳甘酒抹茶ティラミスでおもてなしティータイム

こんにちは。インストラクターの佐藤めぐみです。

みなさん甘酒はお好きですか？お正月の初詣で飲むけれど、日常あまり飲む機会は少ないという方も多いのではないでしょうか。私も甘酒は普段あまり飲まなかったのですが、一昨年大病を経験したことをきっかけに食生活を見直す機会を頂き、ローフード、マクロビ、ヴィーガン等々・・・色々な食事療法を勉強したり試してみました。最近は甘酒、味噌、納豆などの発酵食品が身体にあっているなと感じるので積極的に取り入れるようにしています。米や発酵食品は日本人のDNAに合った食べ物なのだそうです。納豆は納豆菌による発酵ですが、甘酒、味噌、醤油などの日本の伝統的な発酵食品には米麹が使われています。発酵の過程で微生物の力で甘味や旨味が増し美味しくなるのです。

今回ご紹介するスイーツには麹甘酒を甘味として使用します（酒粕甘酒とは別物になりますのでご注意を）。甘酒の材料は米麹、米、水のみ。微生物の力で天然の甘みを生み出しています。甘酒にはビタミンB1、B2、B6、葉酸をはじめ350種類以上の栄養成分が含まれるそうです。甘酒に含まれるオリゴ糖は善玉菌のエサになり腸内環境を整え免疫力がアップ、ペプチドは血圧を下げる効果がある、等々身体に嬉しい成分が沢山含まれることから「飲む点滴」とも言われています。飲むだけでなく、お料理お菓子に砂糖の代替として積極的に取り入れたいですね。

さらに今回、乳製品は使用せず豆乳ヨーグルトを使いチーズを作っています。このクリームチーズはとっても美味しくてパンに塗ったり、お料理にも使えるので私は冷蔵庫に常備しています。おすすめです。また、米粉のビスキュイを使いグルテンフリーにしていますが、市販のフィンガービスケットスポンジ等お好みのものを使ってぜひ気軽に作ってみてください。

＜材料＞　4人分
豆乳クリームチーズ（出来上がり約200g）
豆乳ヨーグルト　400g (市販の豆乳グルト１パック)
海塩　　2g
ココナッツオイル 40g (無香タイプ)

豆乳甘酒クリーム
豆乳クリームチーズ 200g (上記より)
麹甘酒　　80g（濃縮タイプ、粒があればミキサーで滑らかに）
メープルorアガベシロップ 40g（なければ甘酒や別の甘味料に置き換え可）
※濃縮甘酒を手作りするときは、米麹200g、炊いたご飯200g、水200gをヨーグルトメーカーなどに入れ60℃で8時間保温する。ミキサーやハンドブレンダーで滑らかにしておくとお料理やお菓子に使いやすい。

米粉のフィンガービスケット（約20本分）
製菓用米粉 30g
卵白 1個
てんさい糖 25g
卵黄 1個

抹茶シロップ
抹茶大さじ1
メープルorアガベシロップ大さじ1（てんさい糖でも可）
お湯 90cc

＜作り方＞
豆乳クリームチーズ

豆乳ヨーグルトをキッチンペーパーを敷いたざるにあけ重石を乗せて一晩水切りする（大体160-170gくらいになる。多少前後してもok）
ココナッツオイルは固まっていたら湯煎等で溶かす
ボウルに水切りヨーグルトと塩を入れ泡立て器で混ぜ塩を溶かす
ココナッツオイルを加えて手早く乳化するまで混ぜる。冷蔵保存する

米粉のフィンガービスケット

オーブンを180℃に予熱しておく
卵白をハンドミキサーで泡立て、ふわっとしてきたら砂糖を３回に分けて加えしっかりとしたメレンゲを作る
卵黄を加えヘラでさっくり混ぜマーブル状になったら混ぜるのを止める
米粉を加えてヘラでさっくり混ぜ、完全に混ざる一歩手前で止める（混ぜすぎ注意）
10mmの丸口金を付けた絞り出し袋に入れオーブンシートを敷いた天板に10cm位の棒状に絞る
てんさい糖（分量外）を茶漉しでふる
180℃のオーブンで9-10分焼く

豆乳甘酒チーズクリーム

全ての材料を合わせる

抹茶シロップ

全ての材料を合わせる

☆組み立て

１．抹茶シロップにビスキュイを浸しグラスの底に入れる
２．チーズクリームを乗せる
３．再び抹茶シロップにビスキュイを浸し乗せる
４．チーズクリームを乗せ冷蔵庫で冷やす
５. 提供前に茶漉しで抹茶（分量外）をふる